「感じる」ことの儚さと美しさ

今年2016年はフィッシュマンズの結成25周年だそうです。
そして20年前に行われたツアーのライブ盤が6月に
リリースされています。

実は彼らが全盛期の頃は全然好きではなかったんです。
でもその頃にバンドを組んでいたメンバーの中に
すごくフィッシュマンズが好きな人がいたので影響されて少しづつ聴き始めたのを覚えています。

そんなまだまだ日の浅いファンだった自分ですが
幸運にもヴォーカルの佐藤氏※がまだ健在だったフィッシュマンズの
ラストツアーを大阪心斎橋クラブクアトロで観たことがあるのです。
※佐藤氏はこの後すぐ急逝します

神がかっていたフィッシュマンズ

その頃の関西ライブハウスの中では
心斎橋クラブクアトロはPAの音が良い箱だったように思うのですが、
フィッシュマンズのライブはとにかく最高でした。
音もそうですが、何よりも照明演出。
あの規模のライブハウスで、あんなに凝った照明演出には
今も思い出すほど衝撃でした。
照明が派手だとか、スペシャルエフェクトがあったとか、
今で言うと、プロジェクションマッピングがあったとか、
そんなことはなくて地味な照明演出なんです。
でもフィッシュマンズの音楽とのシンクロ具合が神がかっていました。

「感じる」ことの儚さと美しさ

冷静に今、遠目から見たらその照明演出も普通だったかもしれません。
でも重要なのはあの空間であの音を聞きながら「感じた」こと。
そう、こんな文章では到底表現できないような
誰かがあとで批判できないような「何か」。
よく言われる、今の情報社会での「知る」と「感じる」の違い。
ネットから「知る」ことはできても「感じる」ことはできないこと。

だから「リアルを大切にしよう!」とは別に声高に言わないですが、
ネット通販では体験できない「おもてなし」を
ノーノーイエスのレザーテーラー東京姫路サロンでは
提供できたらと思ってますので、
ぜひ遊びに来てくれたら嬉しいです。

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