東京店・限定所作 “フルグレインベイカーブライドル”

所作シリーズ史上、最古の伝統技法によってつくられた革素材

東京店限定所作“フルグレインベイカーブライドル“

 

今ブログでは「J&F.J BAKER社とは」「特徴と魅力」「リリース」についてご紹介いたします。

 

 

まずは…

「J&F.J BAKER社(ベイカー社)とは」

J&F.J BAKER社は創業の150年以上の歴史を持つイギリスで唯一現存する“オークバーク鞣し(樫の樹皮)“を行う老舗企業です。

ベイカーを営むパー一族は1862年に鞣し工場=タンナーを購入し、5世代(!!)にわたり約2000年前(ローマ時代)から続く伝統的な鞣し方法オークバーク鞣しを今もなお用いています。

2000年前といえば日本は弥生時代でしょうか。その頃から続く鞣し技術を用いているというのは驚愕ですね…。

通常タンニン鞣の場合では1ヶ月〜5ヶ月程、クローム鞣しでは1~5日で皮から革に鞣されますが、ベイカー社では1枚の革を生産するのに約14か月かかります。

現在鞣しを行う工程では機械処理や温度といった様々なプロセスにより時間短縮も可能ですが、その様な加工では、皮そのものにダメージを与えてしまいます。(勿論、極力ダメージは少ないですが)

ベイカー社のオークバーク鞣しでは皮を樫の樹皮から抽出されるタンニンでじっくり鞣す事により皮の天然繊維を守りながら環境にやさしく革を製造している歴史的で伝統的なタンナーです。

 

“オークバーク鞣しとは“

2000年前から続く伝統的な鞣しで、Oak bark(樫の樹皮)から抽出されるタンニンを使用したピット層と呼ばれる大きなプールのようなものに浸し、1年以上漬け込み、その間タンニン濃度の薄い槽から段階を踏んで順番に濃い槽に移し替えていきます。

長い時間をかけ鞣されることで、革の内部の繊維までしっかりタンニンが染み込み、繊維が傷付かず堅牢で適度なコシがあり強度と耐久性が増した非常に上質な革に仕上がります。

オークバークで鞣された革は他のタンニン鞣しと比べて圧倒的に丈夫で長持ちするという事です。

その工程は古典的で非常に長い時間と手間がかかるため、ヨーロッパ圏でも限られたタンナーでしか作られません。

 

 

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「特徴と魅力」

 

“所作でレギュラー展開しているブライドルシリーズとの違いを3点ご紹介“

個人的に魅力に感じたところとなります。

同じ名前のブライドルレザーといっても、タンナーによって仕上げの工程(作業手順、手間の掛け方)やワックスの成分が異なる為様々なものが存在します。

 

 

 

“表面の白いロウ(ブルーム)違い“

現在所作でも取り扱いのあるブライドルシリーズは革の表面に白いロウ成分(ブルーム)が満遍なく噴き出しておりますが、ベイカー社のブライドルレザーはそれがあまり見当たりません。

一般的にはギン面(革の表面層)を擦る事でワックスが革の内部に浸透しやすくなりますが、ベイカー社の場合古来より代々受け継がれた独自のレシピがある為、一番強度のあるギン面を擦らずに時間をかけてハンドメイドで内部の繊維までしっかりとワックスを染み込ませているフルグレインレザーの為しなやかでしっとりしているが強度が高く屈強なブライドルレザーになっています。

フルグレインとは革のギン面(革の表面層)に加工がされていない。バフィングや型押しなどによる加工が一切されていない革

ハンドメイドで仕上げているからこそのブルームの出方は背景が感じれて、とても色気があるなと感じます。

 

左:Camel Bark  右:Dark Bark

 

 

“部位の違い“

私は革のトラやムラのなどの荒々しい表情に魅力を感じるのですが、ベイカー社ブライドルレザーは成牛の肩(ショルダー)の部分を使用している為、柔軟性を持ちつつも繊維密度が高くコシが非常に強く、本物の証としてのトラや擦り傷が多く一つとして同じ表情をしていない特徴があります。

荒々しい野性味溢れる表情は唯一無二の魅力でみるみるうちに惹かれていき、ちょっとした小傷ですら愛おしく感じれると思います。

 

 

 

“香り“

ついつい革の匂いを嗅いじゃうのが癖なんですが、ベイカー社ブライドルはウイスキーの樽などでも使用されるオークを使っている為、一言で言うと“木の香り“がします。

独特な香りですが、病院のような最初は苦手だなと思っていたけど気づけばクセになる様に、僕自身もベイカーブライドルの香りにクセになってます。

(人によってクセになる香りはまちまちですが、きっと皆さんにもそういったものがあるかと思います 苦笑)

 

 

 

 

英国の気品溢れる革“

創業150年以上の歴史ある英国伝統的な背景がある超希少な革には奥深い魅力があり、育てていきたいと思わせる浪漫のある素材だと感じます。

個数限定リリースです。

 

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「リリース」

東京本店にて7月15日(土) 15:15  発売開始いたします。

 

■取り扱い店舗

ノーノーイエス東京本店
営業時間:15:15~19:19 (定休日:月・火)
Tel:03-3408-2706
Mail:tokyo@nonoyes.co.jp

 

■プライス

ロングウォレット ¥100,000 (税込)
コインケース ¥40,000 (税込)
カードケース ¥36,000 (税込)

■カラー展開

Dark Bark
Camel Bark